翼神世音 RahXephon

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概要
原作・監督はアニメのメカニックデザインを長年担当してきた出渕裕。キャラクターデザインは山田章博。製作は後に『鋼の錬金術師』や『交響詩篇エウレカセブン』を手がけるボンズ。

本作品は、近未来の日本で少年少女が戦争に巻き込まれていく中で、未熟な心に渦巻く苦悩と葛藤を描いた作品である。

単なるロボット活劇ではなく、独特の神秘的な雰囲気を持つSFアニメとして評価され、とくに緻密に描き込まれた映像は高い評価を受けた。反面、脚本、構成等に難があるという評価もあり、これに関しては、制作側の意図的なものか、それとも能力不足かという議論はひとまずおいておくとしても、世界観・設定の説明が不十分で一見したところどう解釈してよいのかわからないシーンも多く、視聴者の理解を超える難解さを与えた感もある。結果的に視聴率では伸び悩み、後述のようにキー局のフジテレビでは途中から放送時間が夕方から深夜へ移動するなど迷走した。この迷走は、1話でも見逃せば分からなくなる難解な作品でもあるのにもかかわらず、フジテレビが夕方帯放送時にバレーボール番組への差し替えをし不定期放送になったのも一因である。

なお放送前の雑誌「Newtype」インタビューで、出渕はこの作品が『勇者ライディーン』のオマージュである事を語っている[1]。

各話は「楽章」と呼ばれ、「歌」に感応する主役ロボット、そのパイロットは「奏者」であり、最終目的は世界の「調律」にある。他作品に例がない音声を活用した演出が目立ち、敵巨大兵器の名も音楽用語が冠され、そして、如月久遠役・桑島法子による次回予告のナレーションでの決め台詞が「世は音に満ちて…」等々、本作の作品世界全体を通じて「音楽」にまつわる事物がモチーフとなっている点は、他の作品にない大きな特色のひとつである。随所に登場するボロディンの『だったん人の踊り』もプロモーション映像の段階で既に使われており、作品世界のイメージ構築における大きなファクターとなっていた。

2003年には『ラーゼフォン 多元変奏曲』として劇場映画化され、DVD化もされている。

ちなみにタイトルの由来はマンガ版の出渕のコメントによると、Rah(ラー)が太陽神から来た“神”という意味で、Phon(フォン)がphoneから来た“声”もしくは“音”という意味。そしてその間にあるXeは、『Xファイル』などのxから来ていて“未知”を表し、“神の未知なる声”という意味になる。 また、余談だがゼフォンという名前の天使がいる。

旧・琉球王国における民間信仰やマヤ文明に一次的な造形のコンセプトを多く求めており、マヤ・アステカ神話に語られる、文明社会に終焉を告げる為に現われる最高神ククルカン(羽蛇ケツァルコァトル)の化身「頭に翼を持つ、金や宝石で装飾された白い顔の男性」の偶像は、そのままラーゼフォンの外見上の大きな特徴と一致する。尚、マヤ・アステカ神話において、ククルカンは太陽神である。また、世界の終末を予言するとして劇中で語られた「マヤ・カレンダー」についても、マヤ文明が自らの終焉を予告した同名の暦が実際に存在しており、その最終年は西暦にして2012年で、作中でMUがTOKYO JUPITERを形成したのも2012年末であった。

キャッチフレーズは「美と神秘に彩られた究極のSFロボットアニメ」。

放映形態
近畿広域圏ではFNS準キー局の関西テレビではなく、サンテレビ・KBS京都・びわ湖放送・奈良テレビ・テレビ和歌山といった独立UHF局各局で放送されていた(UHFアニメにおいては関西・中京圏広域局および関東圏独立U局の組み合わせがよく見られるが、その逆である)[2]。

ちなみに、関西地区以外のネット局は、北海道文化放送・さくらんぼテレビ・石川テレビ・東海テレビ・高知さんさんテレビ・テレビ西日本と、すべてFNS系列局である。

先述のように視聴率低迷からキー局のフジテレビでは放映当初の夕刻帯から深夜帯に移動したが(第10楽章より)、東海テレビでは逆に深夜帯から夕刻帯に移動した。この為、当作品はテレビアニメでも異例の同じ作品で全日帯アニメと深夜アニメの両方に分類[3]される事になる[4]。

ストーリー
21世紀の初め、日本の首都・東京は外部侵入者の『MU(ムウ)』により、その全体を半球状の物(東京ジュピター)によって外部から隔離されてしまった。それから数年後、東京に暮らす神名綾人は模試会場へ向かう途中、電車事故に遭う。助けを呼ぼうとした綾人はその途中で神秘的な少女・美嶋玲香と出会い、彼女に導かれるまま、東京の地下神殿にたどり着く。

その時、突如東京上空に現れた巨大な「何か」が放つ「歌」に共鳴した綾人は神殿内で倒れてしまう。混濁した意識の中、綾人が囁いた言葉、「ラーゼフォン」。その時、何者かが覚醒した…!

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