無敵超人 ZOMBOT3
日文WIKI對於無敵超人ザンボット3的介紹。
あらすじ
謎の宇宙人ガイゾックに母星を滅ぼされ、地球に移住したビアル星人の生き残りの子孫、神(じん)ファミリー。ついに地球へとその魔の手を伸ばしてきたガイゾックに対し、彼らは先祖伝来の発掘兵器である宇宙船キングビアルや巨大ロボットザンボット3で立ち向かう。戦乱の荒野と化した日本で、勝平たちの苦難に満ちた戦いが始まる。
概要
『機動戦士ガンダム』で知られるサンライズ(当時は日本サンライズ)が、前身の創映社より改組・独立後のオリジナル作品第1作目。本作は名古屋テレビ製作である。今日では珍しいことではないが、東京・大阪以外でのテレビ局がアニメ製作をするのは当時では珍しいこととされた。
オリジナルとはいったもののサンライズの井上幸一によるとサンライズ作品は「本当の意味でのオリジナル作品は、僕は、少ないと思っているんです」[1]と述べており、本作も『マジンガーZ』を参考にした作品としている。
いかにもスーパーロボットアニメ風な敵メカ登場時に、その名前がテロップで紹介されるなどの演出はあるが、戦火と荒廃の中での日常生活、戦闘シーンでのリアルな心理(特に戦闘に臨むことの恐さ)、いつでも撃てる必殺技や、大変ショッキングな人間の殺し方で知られる「人間爆弾」、主人公たちが周囲から非難の的になる、等の現実的な設定と演出があり、『ガンダムシリーズ』をはじめとするリアルロボット物の先祖と言える。
序盤では、主人公が周囲から宇宙人(ガイゾック)を連れてきた厄介者と見られ、迫害されたのち非難を受ける展開が多い。こういったアニメ作品が以前にほとんど存在せず[2]、エポックメイキングな作品として専門家やマニア受けはしたが、一般の小・中学生の子供世代にはあまり受け入れられなかった。
主役メカのザンボット3も、登場人物からは「正義の味方」というより「兵器」といった見方が強い。
「合体ロボの一機体が小型のロボットに変形する」という体裁や、ザンボ・エースのギミックなどは、後世のロボットアニメや特撮ロボの数々に受け継がれていると言われる。ダイターン3・ガンダム・イデオンなどにも共通性が多い。
本作は当初、戦国時代を舞台としたロボットアニメとして企画されたという。そのためか、ロボットのデザインとして、それまでは『マジンガーZ』など、西洋の甲冑をイメージとしたものが多かったのに対し、戦国時代の武者鎧をモチーフとして取り入れた。頭の三日月はデザインは異なるが伊達政宗の兜の意匠から、胴体は陣羽織風、武器も刀や槍と和風である。これに対して、ザンボ・エースの武器はピストルやライフル等の銃であり、いわばチャンバラとガン・アクションの両立が試みられている。なお、ロボットに本格的なガン・アクションを取り入れたのも本作が最初である。
主人公たちは純粋な地球人ではなく、ガイゾックの攻撃から逃れて地球に来たビアル星人の末裔である。この主人公たちが敵・ガイゾックと戦闘し、住宅や避難民などへの被害が出るため、主人公たちは地球にガイゾックを「連れてきた」と誤解され、一般の地球人から激しく非難される、という描写が物語前半では繰返し行われている。最終回では、ガイゾックはガイゾック星人により作られたコンピュータで、平和を求めるあまり、ガイゾック星人を含む悪意に満ちた生物を滅ぼすことを目的としてしまった、という事実がガイゾックによって語られ、従来の単純な勧善懲悪の公式に疑問を投げかけた衝撃的な結末となっている。最終回の放映後、プロダクション、スポンサー、広告代理店が真っ青になったと富野は語っている[3]。
最後の敵の正体は、SF小説『バーサーカー・シリーズ』にインスパイアされたものである。
様々な意味で悲劇的イメージと、勧善懲悪の逆転という部分がとかく付きがちではあるものの、最終回ラストは傷つき、疲れ果てた主人公を、それまで非難していた人々が暖かく迎えてくれ物語がしめくくられる。
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